ぎんしど先生「みんなお馴染み、村西アイレス君です!」
村西アイレス「ナイスですねぇ~。」
村西アイレス「突然ですけど、ぎんしど先生。」
ぎんしど先生「なんだね?村西君。」
村西アイレス「K125の後ろについてる、変な回路はなんでしょうか?」
ぎんしど先生「はっはっは、気づいちゃったかい?その回路は置いといて、まずはブログの読者からのお便りを読んで見ようじゃないか。」
ぎんしど先生「京都府にお住まいの軽トラさんからのお便りだ。ぎんしど先生、いつもブログ見ております。はい、有難うね~。この度あまり乗らないバイクをバッテリーレス化しようと考えてます。はい、なるほどねぇ~。電解コンデンサの静電容量と組み合わせを教えてください。」
村西アイレス「バッテリーレス化!定番ですよね!電解コンデンサの耐電圧50Vをあたりをチョイスして、静電容量4700μFを並列に3~4個ですよね!(ドヤァ」
ぎんしど先生「村西君、チミの頭はカブトガニなのかい?そんなんだから31歳DTなんだよ。魔法使いにでもなりたいのかい?」
村西アイレス「先生!自分、イオナズン打てるようになりたいっす!」
ぎんしど先生「そんな回答はkazu親父57歳老眼と一緒じゃないか。電解コンデンサを使う時代は昭和で終わっているのだよ・・・そこで、だ。」
ぎんしど先生「テレレテッテレー!電気二重層キャパシター♪」
村西アイレス「先生!自分知ってます!車の減速エネルギー回生システムやアイドリングストップとかに使われてる瞬時に蓄電し、ウルトラコンデンサとか呼ばれてる憎い奴ですよね!」
ぎんしど先生「村西君、正解。よく勉強してるじゃないか。伊達に毎晩シコッティ1箱使ってるわけじゃないんだな?」
村西アイレス「先生!なんとなく考えてることが分かりました!原理を教えてください!」
ぎんしど先生「電気二重層キャパシタは『Electric double-layer capacitor』、略してEDLCって呼ばれているのだよ。こいつの利点は静電容量の高さだ。欠点は耐電圧が低いんだ。」
村西アイレス「EDなんちゃら!なんとなく先生みたいな感じがします!」
ぎんしど先生「おいおい村西君、先生はカマグラさえ使えば花びら10回転も鼻歌交じりで余裕でこなす男だよ?冗談はシコッティの消費量だけにして欲しいな。」
村西アイレス「耐電圧が低いってことは、もしかして直列に繋いで耐電圧を稼ぐんでしょうか?」
ぎんしど先生「イグザクトリィィィィッ!その通りッ!!ただコンデンサは直列に繋いでしまうと静電容量が減ってしまうんだよね。合成抵抗の並列の公式みたいな感じなんだ。ホワイトボードに書くからよーく覚えるように。」
キュッキュッキュ・・・
村西アイレス「先生wwwwwナニ真面目に書いてるんすかwwwwww」
ぎんしど先生「村西君、先生だってな、むっさいスズキ乗ったおっさん読者より、インテリな女性の読者も欲しくなる時があるんだよ!」
ぎんしど先生「ではまず、今回のお題で使うEDLCを選定しようじゃないか。手頃な所で静電容量10F、耐電圧2.7Vのこいつ。容量単価が20円/Fなので1個200円だ。これを6個直列にすることによって耐電圧は2.7*6=16.2Vとなって良くあるレギュレート電圧の14V付近でも大丈夫だな。お財布にも優しい安心安全の1200円だ。」
村西アイレス「おぉ、リーズナブルなお値段ですね!先生、ということはレギュレーターは必須になりますよね?」
ぎんしど先生「そうだね、整流器のみでバッテリーをレギュレーター代わりにする車両にはEDLCを多く直列にするなど耐電圧をあげないとね。耐電圧をうっかり超えてしまったら、デリケートなEDLCはすぐに壊れてしまうよ。」
村西アイレス「EDな先生と一緒でデリケートなんですね!ところで静電容量はどのくらいになるんでしょうか?」
ぎんしど先生「ごにょごにょごにょで静電容量は1.67Fになるね。」
村西アイレス「先生wwwww端折り杉っしょwwwwwwww」
ぎんしど先生「こんな公式でいちいち計算する奴なんて、電気工事士の試験でも受けるような奴だろ!大人の都合ってものがあるんだよ!大体同じ静電容量を直列に繋いだときは1個の静電容量/直列数でも出るんだよ!だから10F/6=1.67F!これでいいかい?」
村西アイレス「へ~、10Fもあったのに結構減っちゃうものなんですね。ちょっと残念。」
ぎんしど先生「それでも結構な静電容量なんだよ。最初に村西君が言った電解コンデンサ4700μFを並列に3個だとする。これの合成静電容量は14100μFだから、1.67Fだと約120倍の静電容量があるんだよ。」
村西アイレス「ナイスですねぇ~。」
ぎんしど先生「それで静電容量にも個体差がどうしても存在するんだ。それを解消する為にダイオードと抵抗を並列にかましてバランス回路を追加する。これは公開すると特許云々の大人の事情で機関の妨害工作を受けてしまうのだよ。」
村西アイレス「おいwwwwシュタインズゲートかよwwwwwww」
ぎんしど先生「それでは早速K125のバッテリーを外して、この出来上がったEDLCの回路をつけてキックしようじゃないか。」
ぎんしど先生「見せて貰おうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらをッ!!」
ガボッガボッ、ガボッガボッ
ガボッガボッ、ガボッガボッ
ガボッガボッ、ガボッガボッ
村西アイレス「せ、先生のK125はS型の常時点灯なので、ライトが点いたり消えたりして放電しちゃってますwwwwww!」
ぎんしど先生「ハァハァッ・・・、なにぃ!ハァハァツ・・・そんな、そんなことは、ハァハァッ・・・ゴフッ・・・」
ガボッガボッ、ガボッガボッ
ガボッガボッ、ガボッガボッ
ガボッガボッ、ガボッガボッ
ぎんしど先生「た、戦いとはいつも、二手三手先を考えて行うものだ。ハァッハァッ・・・直流発電のクソガキが・・・ハァッハァッ」
村西アイレス「おいwwwwwなんでもシャア=アズナブルっぽく言えば済むって問題じゃねーよwwwww」
ぎんしど先生「村西君、ハァッハァッ・・・俺の右手の黒炎龍が黙ってないぞ、今こそ覚醒をさせようじゃないか。ハァッハァッ・・・」
村西アイレス「厨二病乙wwwwwwwww」
ぎんしど先生「この回路をもう一つ作って、並列に繋いで二倍(当社比)の静電容量にしてくれようじゃないかッ!!!お財布に優しいとか誰が言ったんじゃクソガキが!」
ぎんしど先生「唸れッ、吼えろッ、俺の右手の黒炎龍ゥゥゥッ!!!!」
クリックポチー
ぎんしど先生「俺だ、き、機関の妨害工作を受けている。」
村西アイレス「先生、あんたすげーよ。俺達に出来ない事を平然とやってのける。そこに痺れる憧れ・・・ねーよwwwwwww!」
ぎんしど先生の電気の授業、在庫不足により一体どうなってしまうのかー!
次回に続く!かも!