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K125やめますか?それともキャバクラやめますか?

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【混沌】序章『部屋と落ち武者とわたし』。



『心理的瑕疵(しんりてきかし)』

と言う言葉をご存知だろうか?
目に見えない不具合などがあり、精神的ダメージを食らう恐れのある物件とかを示す言葉で使われる。




最近『S10お漏らし』さんが引越ししたと言う『昭和の館』。
とある金曜日、そこで起こったという心霊現象の話をLINEチャットで聞いていた。

その話を聞いていたら、忘れ掛けていた若かりし頃の出来事が鮮明に頭に浮かんできたのだ。












今から20年以上前、俺は家を出た。
お互いの両親に反対されつつも、俺と嫁と娘の3人だけでの暮らしを求めアパートを借りる事になったのだ。


若いとは言え、金銭面については職を選ばず死ぬ気で働けばどうにでもなる事。逆に若さゆえに出来る事である。
嫁の兄貴は元『○○連合』という所謂ヤンキーで、嫁に何かあった場合、俺の生命が危うい。
幸せにしてみせると啖呵を切った以上、滅多な事は出来ない。(結局は応援してくれたが)


さて、これから生活を始めるアパートを借りる時の事だ。
当時はネットも普及しておらず、携帯電話がやっと出始めた頃。
情報を集めるにも自分で足を運ぶしか無い時代だった。
そして一件の不動産屋のドアを開ける事にしたのだ。

話はサクサクと進み、目星の付いたアパートに契約することになった。意外とあっさり決まるものだとその時は思っていた。


しかし後日、携帯に不動産屋から電話が。

「申し訳ありませんが、契約することが出来ません。」

まさかの返答に戸惑い、詳細を聞く為に不動産屋に向かう。
内容としては、自分達が若い為に社会的な問題、金銭的な問題、小さい子供がいる問題を、大家さんが指摘してお断りをしたそうだった。

しかし諦める訳にはいかないので、他にどうにかなるアパートを探して頂く事になった。
不動産屋はその場で数件の物件の大家さんに問い合わせ、自分達の境遇を説明してから交渉に入っていた。

しかしそれは全滅。不動産屋も困った様子で、

「いや~、自分達もこんなに若い人達は初めてでね。どうにかなるものだと思ってたんですけど・・・。団地とかご実家は駄目なんでしょうかね?」

当時団地の数はまだ少なく、応募者が多い為に抽選。申し込んでも入居まで何時になるか分からない為、団地には申し込まなかったのである。

知っていた事だったが、若い頃の俺は現実を知る事になった。


次の日仕事をしていると携帯に不動産屋から電話が。

「大家さんがOK出してる所があるんですけど、ちょっとね・・・う~ん、ちょっと、まぁ見てみますか?」

何となく言い辛そうな所が気になったが、昼休みに嫁と待ち合わせアパートを見てみる事に。

その場所は川沿いの道をずっと奥まで行くと、突然道が無くなり砂利道になったのだ。
その人里離れた場所にそれはあった。




鬱蒼と茂る森の前に立ちはだかるバブル時代に建てられたアパート。そして周りには不法投棄の嵐。
(グーグルマップで見ると若干景色は変わっているが、現在でも砂利道のまま残っていた。)

20年以上前の当時の価格で家賃は53000円、間取りは2DK。
敷金3ヶ月、礼金3ヶ月というアホのような金額であった。

しかし自分達の境遇でやっと許可の出た場所だっただけに背に腹は代えられず、こつこつと貯めていた貯金を下ろしてきたのだ。

敷金・礼金・家賃も高いし、人里離れたような場所の為、不動産屋も言い辛かったんだろうと思い、この時は特に何も気にせず契約を交わした。この頃の時期は冬だった。


さて新生活もスタートし、仕事はボチボチ。
小さい娘の面倒も見なくてはいけない為、嫁の稼ぎは期待できず、掛け持ちで人には言えないようなバイトで補填したのだ。


そして仕事で疲れきったその夜、それは起きた。


夢なのか夢じゃないのか、起きているのか起きていないのか。
そんな狭間に居たのかは良く分からない。
遠くの方から微かに音が聞こえるのだ。

「ガシャッ、ガシャッ・・・」

なんだろう。
気になって体を起こそうとするが体がピクリとも動かない。

どうしたんだ。
目も開けることが出来ない。

しかしその音は段々大きくなり、俺の方へと近寄ってくる感じだ。
















「ガシャッ・・・」

その音は俺の傍で止まり、はぁはぁという息遣いが聞こえたのだ


何かが居る。何となくやばい感じはするが、体が動かないのでどうする事も出来ない。


そんな時間がどれだけ続いたのかは分からない。


徐々に指が一本、また一本と少しづつ体が動いてきた感じがする頃、ガバツと体を起こすことが出来た。


「どうしたの?凄く魘されてたよ。」

隣では嫁が起きていて心配そうに俺を見ている。
冬で寒いのに俺の全身は汗でぐっしょりになっていて、息遣いも荒くなっていたのだ。

「いやぁ、良く分からないけど金縛り?夢かなぁ?明日も早いし寝ようぜ。」

なんだったんだろう。まぁいいか夢だったんだろうな。
そう言い聞かせてその日は寝ることにしたのだ。




そんな事があって一週間後、忘れた頃にそれは起きた。
同じ様な音、同じ様な息遣い。

それは日を増すごとに頻繁に起きるようになっていった。
その現象が起きた後に時間を確認すると、何故か毎回深夜2時頃だった。

そしてこの現象にも段々慣れてきてしまっていたのは事実だ。
ああ、またか。疲れてんだろうな、仕事やりすぎるのも考え物だ。

そんな事を思っていたとある日、いつもと違うパターンだという事に気が付いた。

いつもは目も開けられず暗闇の中で起こるのだが、その日も同じ様に目は開けられない。
しかし何故か目の前には草原が浮かんでいる。目を開けられないのに草原が見えるのだ。


「ガシャッ、ガシャッ・・・」


いつもの音が段々大きくなり、そして俺の傍で止まる。

































「はぁはぁ・・・」

それは首の無い鎧を着た戦国武将の様なものが、自分の首を持ってこっちを見ていた。その様子はまるで落ち武者
そしてにやりと笑うその顔と目が合ってしまったのだ。

怖くて目を瞑ろうにも、目は瞑っている。何も出来ない状態でこの落ち武者にじっと見詰められているのだ。

どれくらい目が合っていただろうか。

気づくといつもの様にガバッと起きていた。これは夢ではない。

そう思い始めて嫁に事情を説明した。

嫁は怖がり恐れ、夜は俺が付いていかないとトイレに一人で行けなくなっていた。
最初のうちは可愛いなと思って付き添っていたのだが、毎日続くと段々面倒臭くなっていた。

そしてとある日、俺は嫁を突き放した。

「お前のトイレなんでずっと見てなきゃならないんだよ。変なプレイかよ。」


怖がり恐れる嫁は一人でトイレに向かった。そして次の瞬間大きな悲鳴をあげたのだ。





























自分で廊下に干したであろう俺のツナギにビビッて悲鳴を上げていたのであるwwwwwwwww
俺と一緒に嫁の精神まで鍛え上げられていくのであった。ちょっと可愛いと思ってしまった。


その後はちょくちょく落ち武者が出るも、俺が怖がらなくなってきたので詰まらなくなったのだろうか?
段々と姿はあらわさなくなって来たのだ。

と言うのも、もっと怖い心理的瑕疵が、他にあったのだ・・・。
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  1. 2016/01/31(Sun) 00:45:00|
  2. 日常
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  4. | Comment:14
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Comment

No title

あ、瑕疵って「かし」って読むんですね、「かひ」なのかと思ってた

しかし…ぎんしどさんの話を聞いて、ウチなんてまだカワイイもんだと気にならなくなりましたが、昨日早速居間の磨りガラスの向こうに白い影が廊下を移動してました
この時かみさんと子供は外出中。
気付かないふりをしてそのままテレビを見続けましたよ
  1. 2016/01/31(Sun) 05:39:00 |
  2. URL |
  3. S10お漏らし
  4. [ Edit]

No title

落武者ですか~何故その場所に出て来たか、原因が知りたいね。
続編が楽しみ。笑
  1. 2016/01/31(Sun) 07:46:00 |
  2. URL |
  3. -
  4. [ Edit]

No title

なんちゃら物件とかなら安いのに、敷金礼金高いんですか?
そこに注目(笑)
  1. 2016/01/31(Sun) 07:54:00 |
  2. URL |
  3. AE92
  4. [ Edit]

No title

そんなに古そうなアパートでもないのに
ヤバい物件もあるんですね。

場所に問題があったんでしょうかね。
  1. 2016/01/31(Sun) 08:46:00 |
  2. URL |
  3. 貴仁
  4. [ Edit]

No title

ぎんしどさんのツナギー確かに首なしに見えるかも!!
自分は良く寝言を言うらしく、一昨日はヨメさんに向かって「なんてヒドイことをするねん!」と叫んでいたらしいです(^_^;)
  1. 2016/01/31(Sun) 10:54:00 |
  2. URL |
  3. iso
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No title

金縛り中にお坊さんの列が壁を通過していくのを見て声を出そうとしてもでず、体は動かず、で金縛りが解けた瞬間声が出て心臓バクバクで起きたことあります
  1. 2016/01/31(Sun) 20:41:00 |
  2. URL |
  3. 上尾のメグロ乗り
  4. [ Edit]

No title

> S10お漏らしさん
実は俺もなんて読むのか知らなかったです
見えないうちは怖くなかったんですけど、見えると怖さ倍増しますよねwww
でも意識があるときに見えればなんとかなりそうですが、自由を奪われて無理やり見せられるのは辛かったですね
  1. 2016/02/01(Mon) 22:14:00 |
  2. URL |
  3. ぎんしど
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No title

> ライダーさん
落ち武者より、デュラハーンみたいなかっこいい鎧が出てくればテンションあがったんですけどね
アパートが建ってた元の地の事は知らなかったわけですが、最近そこの近所の人と飲み話で知ることになるのです・・・
  1. 2016/02/01(Mon) 22:17:00 |
  2. URL |
  3. ぎんしど
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No title

> AE92さん
当時はインターネットが存在しなかった時代ですので、そういった情報は隠されて来たんだと思います
しかし後々その強気の敷金礼金の意味を知ることになるのです・・・
  1. 2016/02/01(Mon) 22:19:00 |
  2. URL |
  3. ぎんしど
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No title

> 貴仁さん
古いと言う感じはまったく無いのですが、当時の景色はもっと林に囲まれて刻命館の様な雰囲気を持っていました
最近はインターネットでやばい物件もすぐわかるのでいいのですが
その場所の秘密は、最近になって知ることになるのです・・・
  1. 2016/02/01(Mon) 22:22:00 |
  2. URL |
  3. ぎんしど
  4. [ Edit]

No title

> isoさん
当時からツナギは大好きで、良く着てたんですよ
確かに暗闇で干してあるツナギ見ると、首無しですよね(笑
寝言は夢の中で興奮したときに、声に出ちゃうらしいですよね
どんな酷いことをされたんでしょうかね
  1. 2016/02/01(Mon) 22:26:00 |
  2. URL |
  3. ぎんしど
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No title

> 上尾のメグロ乗りさん
まさに俺と一緒の金縛りですね
霊が出るのも何か意味があるんでしょうけど、声も出なきゃ話も出来ないので解決できないですよね
  1. 2016/02/01(Mon) 22:29:00 |
  2. URL |
  3. ぎんしど
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No title

ねーねーナンバーどこやったん?
食べちゃったの?(ノω・、)
  1. 2016/02/02(Tue) 19:35:00 |
  2. URL |
  3. †さな†
  4. [ Edit]

No title

> †さな†さん
えっ、ナンバー
うわーほんとだー、どこいっちゃったんだろー(棒

当時は多分後ろについてれば良かったんじゃないでしょうか
  1. 2016/02/08(Mon) 21:39:00 |
  2. URL |
  3. ぎんしど
  4. [ Edit]

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